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Earnings call · FY2026 Q3
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三菱マテリアル株式会社 2026 年 3 月期第 3 四半期決算説明会
2026 年 2 月 12 日
イベント概要
[企業名]
三菱マテリアル株式会社
[企業 ID]
5711
[イベント言語]
JPN
[イベント種類]
決算説明会
[イベント名]
2026 年 3 月期第 3 四半期決算説明会
[決算期]
2026 年度 第 3 四半期
[日程]
2026 年 2 月 12 日
[ページ数]
[時間]
17:00 – 18:02 (合計:62 分、登壇:14 分、質疑応答:48 分)
[開催場所]
インターネット配信
[会場面積]
[出席人数]
[登壇者]
2名 取締役 執行役社長(代表執行役) CEO
田中
徹也(以下、田中)
取締役 執行役常務 CFO
平野
華世(以下、平野)
質疑応答 質問者 [Q]:在庫評価影響を除いた損益の動きをセグメント別に通期で説明してほしい。 平野 [A]:金属事業の第 4 四半期は、今期払い出し予定の在庫の大半は為替予約しているため在庫 評価影響はほとんどない。第 3 四半期累計がおおむね通期の数字になる見通しである。銅加工事業 の在庫評価影響については、今回予想の前提条件に従って計算した場合、第 3 四半期 3 カ月で出た 在庫評価影響の約 3 分の 1 が第 4 四半期に出る見通しである。 質問者 [Q]:市況変動に伴い利益が大きく動く傾向があるが、各事業の利益で一過性部分と安定的 な部分に分けて解説してほしい。 平野 [A]:金属事業の利益について、毎年 2Q と 4Q に計上している実収差が 100 億円程度入って 増益するが、その部分は安定的と考えている。現在の市況が続くという前提では、実収差による現 在の利益は来期も留保される。銅加工事業の利益については、為替と銅価の推移が一定であれば安 定的な形になるが、数量については 19 ページの諸元で示している通り国内で下期以降伸びてお り、これは継続するであろうと考えている。なお、欧州・米国・中国等をマーケットにしている Luvata グループが同等のマイナスを計上しているため 13 ページの資料上は見えていない。 田中 [A]:加工事業のタングステン事業については、販売価格には原料価格の過去 3 カ月平均が反 映される方式を使用している。原料価格が右肩上がりの現在のような局面では差分が利益計上され るが、上昇局面が頭打ちすると、この利益は計上されず反動減が発生する。一方、MMC は H.C.Starck 社買収後、タングステンのリサイクル原料比率 70%と中国から輸入している比率が少 ない。中国の輸出制限によりタングステンの入手が難しくなっているため、中国からのタングステ ン供給が多い会社から MMC へ調達元を切り替えたいとの要望が多数あり、その増販分も含まれて いる。 質問者 [Q]:経常利益の計画が 430 億円から 760 億円に上方修正されているが、これの要因につ いて教えてほしい。 平野 [A]: 為替差、価格差の銅価格および製錬副産物価格の上昇が 330 億円増益の主要因とな り、為替差+101 億円、価格差+187 億円、数量差+18.7 億円、受取配当金+13 億円、持分法損 益マイナス 12 億円、その他+21 億円という内訳である。 質問者 [Q]:加工事業について、原料代の価格転嫁と増販が進んでいるとのだが、増販の部分でど の程度利益が出ているのか教えてほしい。 田中 [A]:数量の伸びで 21 億円を見込んでいる。
質問者 [Q]:構造改革に伴う減損や事業撤退損失などを踏まえて、当期純利益は据え置いていると 思うが、今回予想において前回予想の特別損失 150 億円と相当する数字があれば教えてほしい。 特別損失を積み増している背景は、社内で抜本的構造改革についての精査が進んでいるためか、も しくは精査中で金額不明のため当期純利益を据え置いているのか。 平野 [A]:特別損益の項目は、前回予想の 150 億円損失に対応する金額としては 370 億円の損失で ある。精査ができず金額が見込めないため、当期純利益を 200 億円としているわけではない。経 済環境の後押しがある今期中に大きな抜本的な構造改革が終えられるよう、実行計画の精緻化につ いて当初計画よりも前倒しを図ってきたことが背景である。ここまでの金額で、大きなものは今期 中に処理することができる感触を得ているため、来期以降も今期と同程度の損失が出続けることは 無いという見通しである。 質問者 [Q]:加工事業に関して、通期の営業利益を 40 億円ほど上方修正しているが、タングステ ン製品と超硬製品のどちらが寄与しているのか。 田中 [A]:タングステン製品と超硬製品の寄与は、数量差で超硬製品が 13 億円増益、タングステ ン製品の日本新金属社が 2 億円増益という内訳である。超硬製品は、当社以外のメーカーが供給に 支障をきたしているとの情報もあり、受注が増えている。また、値上げのタイミング差で駆け込み 受注があり、販売が増えている。一方、タングステン製品については、引き合いは増えているが、 供給できる量に限りがあるため、超硬製品の寄与が大きい状況である。 質問者 [Q]:感応度について、4Q 影響は非常に小さくなっているが、今回銅加工事業で在庫評価 影響が大きく出たことについてはどのように理解すればよいか。また、パンパシフィック・カッパ ー(PPC)社への合流に伴い PL の構造が変わるが、大半は配当金と持分法への影響で、営業利 益への影響はなくなるということか。 平野 [A]:銅加工事業の在庫評価影響については、銅価と為替、さらに在庫量とも連動するので難 しいが、何か示せないかは今後も議論させてほしい。PPC への合流については、基本的に営業外 での変動が主となり、銅や為替の影響は、持分法、営業外に集約できる。 質問者 [Q]:買鉱条件について、ベンチマークはゼロで決着しているが、独自の価格設定を目指し 交渉は続けていくと思う。来期の銅製錬事業の環境変化や小名浜の減産を踏まえて、交渉への取り 組み方は変わるのか。 平野 [A]:買鉱条件については、粘り強い交渉を続けている。一方で銅プレミアムを引き上げる交 渉もしている。銅プレミアムについては、現時点で対外公表されているものを参照するという意味
で PPC のリリースによれば、トン当たり 330 ドルで交渉している。当社も同様の水準で交渉して いるが、このあたりで決着できれば、TC/RC 悪化分を穴埋めできると考えている。 質問者 [Q]: 銅加工事業では 3Q から 4Q にかけて在庫評価影響除きの利益が 7 億円から 40 億円 に増益するがその要因は何か。 平野 [A]:銅価格変動に伴う未実現損益に起因したものであり、4Q に戻り益が計上されるためで ある。未実現損益の計上が無い場合は、在庫評価影響除きの利益は 3Q、4Q ともに 20 億円程度と 横ばいの見通しである。 質問者 [Q]:電子材料事業については、3Q から 4Q で減益だが、その背景と来期以降への見通し について教えてほしい。 平野 [A]:電子材料事業については、3Q で利益率のよいセンサーなどのデバイス関係の販売数量 が多かったため、利益が大きくなっている。4Q にはこれがないため、3Q から 4Q については減益 を見込んでいる。 質問者 [Q]:白金やパラジウムの価格上昇について、収益やE-scrap の集荷にどのような影響があ ったか。パラジウム価格については、足許より弱めの価格を見込んでいるが、上振れた場合の影響 についても教えてほしい。 平野 [A]:白金族の価格高騰については、パラジウムは影響が出ているが、白金については大きな 影響はない。パラジウムの価格見込みについては上昇した場合、業績もやや上振れるが、短期間で 変動しやすいため前提条件を置いた形で見ていきたい。E-Scrap の集荷については、白金属の価 格高騰により影響があったとの認識はない。 質問者 [Q]:営業利益ベースで下期の実力利益はどの程度か。 平野 [A]:金属事業では下期で 12 億円程度、銅加工事業が 3Q で 60 億円、4Q で 20 億円程度が在 庫評価影響額である。在庫評価影響を除いたものを実力利益とした場合、これら 92 億円を除いた 水準を下期の実力利益として考え、業績予想のスタート地点としていただくことに違和感はない。
[了]